暮らしやすい都市への転換とデザインの役割(彩り豊かに人々を魅了し続ける都市―ロンドン―の苦悩と成功の20年)
と題しまして、ロンドンにおけるバリアフリーの取り組みのこの20年を振り返ります。
特にロンドンオリンピック・パラリンピックでロンドンが直面した理想と現実、そして妥協の結果と、その後の発展の好循環に注目します。
東京よりも半世紀以上早く地下鉄が開通したロンドンが、交通のバリアフリーに取り組むことの困難さ。障害者を助けるという姿勢から、みんなが共に暮らすというインクルーシブな姿勢への転換。それをまちづくりに生かすための、大小の取り組み。
この20年間見てきたロンドンの変化を俯瞰し、都市デザインの新たなモデルを探ります